金工の先輩佐故龍平さんの個展が京都の清課堂にて開催されていました。
目と手が離せない子がいるので、いつ行ける??とタイミングを見計らってたのですが、なかなか行けず。
でもやっぱり見せていただきたいと思い、子2人連れで最終日にお邪魔しました。
下の子はベビーカーでずっと寝てくれてたのですが、上の子は着いたとたんに「おしっこ行きたい」と言い、一瞬で清課堂さんを去りました。
「さっきデパートでトイレ行こて言うたやんか・・・」とかぶつぶつと言いながらコンビニへ駆け込む。
本日の意を決した壮大なお出かけはこれにて終了かと思いましたが、コンビニでこれから佐故さんの個展に行こうとしていたKさんに偶然出会えたこともよかったのか、「もう一回行こ」と子が言うでは有りませんか。
「え?行っていいの?なんで?なんで?」と聞いたところ、
「お母さんのお仕事の先輩、上手やったし。かっこよかったし。それにお店に置いてあった、鳥とか虫とかも面白かったし。もう一回行きたい」ということでした。
おお〜、娘。わかってる。一瞬で去ったと思ったけどよう見てる。
ああ、佐故さん、そして清課堂さん。5歳になったばかりの娘でもはっきりとわかる、良さ。さすがやなあと思いました。
前置きが長くなりましたが、佐故さんの作品、すばらしかったです。
もともと洗練されてるのに、さらに磨きがかかってます。
杢目金の予測できない模様と、コントロールしている模様が合わさって、絶妙にかっこいいです。
杢目金って、すごい労力がいる大変な仕事なのに、それを感じさせません。
遊び心、さらに余裕さえ感じます。
遠い。遠いなー。
いつか追いつきたいと思ってましたが、全然追いつけません。
私は、今は、地道に頑張るしかないな、というところです。